2017年8月13日日曜日

synthétique(サンテティック)

アテネフランセにて、サンテティックの5日間集中講座を受講してきた。
受講の目的は、フランス語の正しい発音を学ぶこと。

それにしても、ここまで緊張した日々を過ごすのは久しぶりだった。
他の人が指摘されたことを修正せずに口に出したり、1回指摘されたことを修正できていななかったりすると、容赦なく厳しい指摘が飛んでくる。
緊張しているからこそ、訳が分からなくなって、また間違えるという悪循環。
修正しようとしてもできないことに対して叱責されると、思考停止に陥ってしまう。
「ビビる、テンパる」の繰り返し。

毎日9時50分から18時過ぎまでの授業(昼休みは30分、その他5分休憩が何回か入る)と宿題をこなし、フランス語の勉強以外に充てる時間も心理的余裕もない状況。
常に体が緊張状態におかれていたため、呼吸は浅く、食欲は減退、加えて完全な睡眠不足と来た日には、軽いレベルでは肌荒れ等の身体的トラブルが発生。呼吸が浅いため、声がしっかり出ず、これがまた叱責のもとを生み…。5日の中で悪循環を断ち切ることはできなかった。

今まで自己流の解釈でなんとなく発音していたため、母音の発音から全くできていなくて(初日に私の発音は全否定された)、5日で修正することは当然のことながらできなかったが、自宅で落ち着いて復習し、継続して練習することで発音の基礎を身につけ、土台作りをやり直そうと思う。

発音について、自分の中で無意識化されてしまっていた、ありとあらゆる思い込みや勘違いに気づけただけでも大収穫だが、発音以外の内容についても、初めて知ったこと、学べたことは膨大な量に及び、非常に実りの多い5日間だった。

熱意溢れる講義をしてくださった講師陣に対しては、頭が下がるばかりである。本当に濃密なカリキュラムだった。

この5日間が、自己流の勉強での頭打ち感を打破する大きなきっかけとなったと既に感じているが、いつか改めて、「あの5日間があったからこそ」と実感する日が来るだろうと思う。

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