フランス語の勉強を始めてから、なぜか無駄なものを徹底的に削ぎ落したくなった。
とにかくあらゆる面において、一旦ゼロに戻そうという衝動に従い、情熱を傾けられないもの、やりたくないことを辞めていった。
惰性で続けていたあれこれを断つというのは、生ぬるくとも安全で安心な環境をギリッと変化させることになり、なかなかしんどいものでもある。とはいえ、誰に頼まれたわけでもなく、自分で決めたことなので、言い訳せず、淡々と断ち切っていく。
この作業を通じて実感したのは、本気でやりたいこともほしいものも、そんなに多くはないということ。
自分をある種冷徹に見つめ、無駄を削ぎ落としていけたのは、私にとってフランス語の勉強の大きな副効果といえる。
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